デジタルネイティブ
NHKスペシャルで「デジタルネイティブ」という番組を放送してました。
http://www.nhk.or.jp/digitalnative/
『子どものころから、インターネットを「水」や「空気」のように使いこなしてきた人たちが、ネット上の”つながり”をベースに、これまでの常識では考えられないムーブメントをおこし始めている』という内容。
NHKのこの手のネット話題を扱ったものは、親切だ。少し話題としての旬が過ぎつつも、ネットに深く興味ない世代の人たちの為の補習的な番組内容となってるのかもしれない。「デジタルネイティブ」とか「WEB2.0」とかキャッチなキーワードにはもうなんだか違和感を感じなくもない。
最近、ネットは本当につまらなくなったとつくづく思う。奇を衒ったもので話題性を狙うものはもうでてこれないのではないかと思う。
サイト、サービスにしてももう刺激がないし、既に見たことのあるようなものばかりが溢れている。なかなか突き抜けたものってものはそう簡単には発生してこないように思う。
セカンドライフ(http://jp.secondlife.com/)がいい例じゃないかな。これも(http://www.kokoro-dreams.co.jp/robot/act/index.html)。あれがバーチャルだろうか。人間の目はリアルに近づけようとすればするほど、ある時、ふとものすごく気持ち悪く見える。似てないところが気になってしょうがなくなるよう発達してるのだ。これを「不気味の谷間」という。ネットの進化も速かったけど、世の中の人の目が肥えたり見飽きてしまうスピードのほうがはるかに速かったのかもしれない。
また、ここ数年で人それぞれの価値観はとても多様化して、いろいろ自分自身の興味について、こんなことにも自分は興味があったんだと気づかせてもらうのにネットは大きく貢献してくれたと思う。これからも、もちろんそのペースは落ちることはあっても、断続的にあらたな興味を探し続けることには変わりない。だが、これ以上もう自分の興味を広げるのにも限界があるし、これからは興味を絞ってそれを深く掘り下げて行くのにネットを利用するべきだと思う。あるいは、その興味を絞る段階や過程において、そもそも自分がそれになぜ興味を持ち始めたのかの裏付けを考えることもまた大事になってくるのかもしれない。
対象の本質より、自分の本質を考える。そうすれば今度は自分が情報を受け入れる側だけだったことから、逆にオリジナリティをもって発信することができる段階も見えてくるのかもしれない。
あとネットを使うとどうしても遠いところをゴールにしてしまうことが多い。
自分の現況を変えて打開するがごとく、遠くに住む人、または世界をまたにかけて見知らぬ人と知り合いになろうとしがちである。いっぽう、近隣にすむ人とはここしばらく会話をした覚えがないし、職場でもたいした会話もかわさずモニターにずっと向かう。でも遠くにすむ人とはメールで本音をいいあうお友達ってあきらかに普通じゃない。
ネットはもっと近くにいる人とのコミュニケーションを豊かにする方向で発展していくように修正されていくべきだと思う。そしてネットがとてもさりげない無意識な存在になっていくと思う。
あと、入力(キーボード)と出力(ディスプレイ)がいずれ新たなものに代替するか、デバイスの幅が増えない限り、もうネット自体は煮詰まっていくのみだと思う。